東スポnote
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引退試合で送りバントした〝男の美学〟【野球バカとハサミは使いよう#10】
自分の役割に誇りを持ち、分をわきまえることがいかに美しいか 本来、プロ野球選手の引退セレモニーは一部のスター選手だけに許された特権であった。しかし、近年は微妙な選手にまで引退セレモニーを催すことが増えた気がする。
昨年、ヤクルトの石井弘寿やソフトバンクの柴原洋に引退セレモニーが用意されたときは驚いた(失礼)。おそらく興行として儲かるからだろうが、引退セレモニー安売り時代の到来を実感したものだ。
マリオと宮本茂さんに教わった「ピンチはチャンス」
アニメ映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の快進撃が止まらない。全世界での興行収入は約1799億円にのぼり、アニメ作品の全世界歴代興行成績において歴代3位の大ヒット。映画が好きな私も4月28日に公開されるやいなや映画館に向かった。幅広い客層でにぎわい、マリオが老若男女から愛されているキャラクターであることを改めて実感した。(デジタルメディア室・佐藤悠樹)
エンドロールで見つけた日本人
ベッドサイドに英国女優のピンナップ写真を張り付け、つぶやいた【プロレス語録#21/最終回】
まるで映画のワンシーンのごときキザなセリフ。だが、声の主が黒い覆面をかぶった大男であれば少々、イメージは変わってくる。
これは1963(昭和38)年に「第5回ワールドリーグ戦」に英国代表として参加。たった1回の来日を果たした黒覆面・キラー・Xのひと言だ。
同じくリーグ戦に参加したキラー・コワルスキー、パット・オコーナー、ヘイスタック・カルホーン、フレッド・アトキンス、サンダー・サボー、ボ
元MLB本塁打王が川崎球場のトイレで悔し涙を流した【野球バカとハサミは使いよう#9】
ブライアントにビールを注ぐオグリビーの写真がエモい 野茂英雄が出現する前の日本球界にとって、メジャーリーグは雲の上の存在だった。だから、たまにバリバリの元メジャーリーガーが日本球団の助っ人として来日すると、彼らは日本の野球を見下した態度を見せることが多かった。
特に有名なのは1987年途中にヤクルトに入団したボブ・ホーナーだ。実力的には評判通りの怪物打者だったが、性格は極めてワガママで、当時の