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公開記事が600本になったので振り返ってみました

 東スポnoteで公開した記事が先週時点で600本になりました。数字を追いかけていたわけではないけれど、気づけばフォロワー数も5000人を超えまして、本当にありがたい限りです。年中無休で稼働している「東スポWEB」や年間約300回発行する紙の「東スポ」とは別軸の〝ゆったり空間〟としてご認知いただけたのでしたら喜びしかありません。せっかくなので、これまでの記事を振り返りながら改めて光を当ててみたいと思います。慌てずゆっくりご覧ください。(東スポnote編集長・森中航)

意外なくらい読まれ続けている「埋蔵金」

 noteでは21年9月に公開した記事ですが、じわじわ読まれ続けているんですよ。スコップ片手にリアルに埋蔵金を探している人がそんなにいるとは思えないのですが、Googleトレンドで「埋蔵金」というワードを過去5年間で検索してみると結構なボリュームがありました。

https://trends.google.co.jp/trends/explore?date=today%205-y&geo=JP&q=%E5%9F%8B%E8%94%B5%E9%87%91&hl=ja

 ついでに特に富山県、群馬県、和歌山県で興味が高いこともわかりました。群馬といえば、この記事でも触れているように徳川埋蔵金が埋まっているとされる場所で、太平洋戦争時代には国家プロジェクトとして埋蔵金探しが行われたみたいです(詳細は上の記事からどうぞ)。

 さらに面白いのがゲーム「あつまれ どうぶつの森」に絡んで「埋蔵金」というワードが検索されているところでしょうか。私は遊んだことがないのでよくわかりませんが、「あつ森」の中には光地面を掘ると埋蔵金を回収できることがあるらしく、若い人にとっても「埋蔵金」というワードはロマンあふれるものとして浸透しているのでしょうね。


さらっと書かれていた驚愕の歴史的証言

 ふたつめは昨年お届けした坂口征二さんの復刻連載です。全20回もある中で、なぜかこの回だけがよく読まれるので不思議に思っていたんです。普通に考えたら、「3人のデートってどんな感じだったんだろう?」「なぜ永源遥さんはデートについてくるのだろう?」とかそんな興味だと思うのですが、デートとは別の部分に衝撃的な事実が書いてあったのです。

 記事では1970年、「よど号ハイジャック事件」が起きた当日の羽田空港の様子を坂口征二さんが赤裸々に語っています。そしてハイジャックつながりで坂口さんが衝撃的なことをサラッと言っていたのです。

数年後、私はまたハイジャック事件に遭遇する。よりにもよって日本プロレスと縁のあった知人がハイジャック犯であったり、今回のよど号事件の赤軍派とは違うが、72(昭和47)年に連合赤軍が立てこもり日本中を震撼させた「あさま山荘」(河合楽器保養所)が、日プロの軽井沢合宿所のお隣さんだったりと、この時代の日プロは社会事件と何かと縁が深かった。それらの詳細は、いずれまた後述させていただく。

https://note.tokyo-sports.co.jp/n/n7dc3cf475c31

 何のハイジャック事件かは具体的に明かされていないものの、坂口さんの知人がハイジャック犯だったとは衝撃的です。60年代後半から70年代にかけては、日本赤軍など新左翼過激派によるハイジャックが多発した時代です。日本プロレスと社会事件との深い関係については、先輩記者に追加取材をお願いしてみようと思っています。


スキ数もハンパなかった羽生結弦

 長年(といっても2年半)noteを続けていると、「スキ」の数が1桁だと「フツー」、2桁だと「まぁ読まれた」、3桁だと「かなり読まれた」という体感になるんですね。そんな中で4桁(しかも1800超!)という異次元のスキを叩き出したのが、プロに転向した羽生結弦さんの単独アイスショーをふりかえった中西記者の記事です。

 紙面用の原稿を書いてさらにプラスアルファで原稿をお願いしても一切手を抜かない中西記者のマジメさが伝わってくる記事だし、満員の観衆で舞い踊る羽生さんを撮った森カメラマンの写真も実にすばらしい。なので「読まれて納得!!」なんですが、正直ここまでスキ数が跳ね上がるとは思いませんでした…。なんだろう、異次元としか思えませんよね(笑)。もちろん東スポnote史上歴代ナンバーワンのスキ数で今なおスキが増えてます!

 ついでに申し上げますと、VOICYでも羽生さんの記事が話題になったときは再生回数が異常に伸びるし、我々メディアも羽生さんの恩寵を過分に受けていることは間違いありません。


なんだか泣けてくる、思わず泣けてくる

 東スポnote屈指の人気を誇る「東スポでウマ娘を振り返る」シリーズ。山崎記者の冴えわたる原稿には競馬を知らない人にも突き刺さる魅力が詰まっています。ぶっちゃけどれから読んでもいいのですが、今回は私の涙腺が崩壊した回をご紹介します。

 ツルマルツヨシの生涯成績は11戦5勝。重賞の勝ち鞍もGⅡ京都大賞典とGⅢ朝日チャレンジカップだけでウマ娘の中でも決して目立つ戦績ではありません。ツヨシなのに体が弱いことを、山崎記者はスナックで出会ったミネさんという50代オジサンとのやり取りを通じて描きます。
 強い同級生の中で出世が遅れた馬にミネさんは自らの境遇を重ね、「体が強くないのにツヨシなんだもんな」とぼやきながら馬券代1万円を預けるシーンなんて、なんかもう小説のようです。そしてツルマルツヨシにとって最後のレースとなる2000年、有馬記念の描写がドラマチックすぎることこの上なし。

ゴールドでもオレンジでもない、師走の午後4時前らしい黄銅色の光が馬の影を長く伸ばしていたあの日、ツヨシと藤田ジョッキーは中団で虎視眈々と一発を狙っていました。

https://note.tokyo-sports.co.jp/n/nb88a2d01f569

 レース後、しわくちゃになった馬券を渡されたミネさんのひと言で、なんだか泣けてきます。未読の方はこの機会にぜひ全編を!


サムネだけで感じるよ、新しい風

 ウマ娘シリーズに続くヒット企画にならないかな~と私がひそかに期待を寄せているのが、先日出したばかりのVTuber関連のインタビュー記事です。こちらはサムネもシンプルに〝師匠〟のイラストだけなのですが、二次元のキャラクターが前面に出てくることで、東スポnoteのイメージがグッと変わった気がしませんか?

 ホーム画面まで遊びにきていただいたときに飽きがこないよう色々なデザインのサムネを作るよう心がけてはいるものの、やっぱり〝ひとり編集長〟の限界はあります(苦笑)。他の仕事も片づけなきゃいけないし、情熱と根性だけでnoteを続けるのはお世辞にもサスティナブルとは言えません。

 このエントリを書いてくれた今年の新入社員が麻雀とVTuberに興味があるらしいので、若い力に助けてもらいながら、今後もぼちぼち頑張っていこうと思います。

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