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【プロレス】豪傑列伝

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プロレスと格闘技界の豪傑のエピソードをまとめました。
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#お酒

鈴木みのると泥酔暴行騒動…船木誠勝「今なら当然、クビですよね」【豪傑列伝#33/最終回】

プロレスラー・船木誠勝は隠れた酒豪伝説の持ち主だ。新日本プロレスに所属していた1985年、15歳11か月で当時の史上最年少デビュー記録を打ち立てた船木は、すでに苦手だったアルコールを克服。早熟過ぎた船木を更生させたのは、3・21両国の金網マッチで激突する宿敵・鈴木みのるとの泥酔暴行騒動だった。  言うまでもないが、アルコールは20歳になってからだ。しかし、先輩の命令には絶対服従の体育会系に育った船木が、未成年であっても酒を口にするのは時間の問題だった。もう時効だろう。  

吉田秀彦「酒のつらさを乗り越えられないと、世界一にはなれないよ!!」【豪傑列伝#11】

 アルコールには決して強くはない。しかし、どれだけ飲んでも記憶をなくしたことが一度もない――。“酒豪”でありながら、柔道の頂点を極めた男がいる。バルセロナ五輪男子78キロ級金メダリスト・吉田秀彦だ。現在は格闘技界を支える吉田の意外な一面を探った。  吉田の酒豪伝説は、明治大学卒業後から本格化する。吉田の先輩でバルセロナ五輪71キロ級金メダリスト・古賀稔彦氏らを中心に明大や日体大、日大などの柔道OBで通称「酒遊会」を結成。主な活動内容は柔道の強化合宿のハズだったが…。

お酒大好き矢野通「オレは36時間飲み続けたことがある!」【豪傑列伝#3】

酒とは切っても切り離せぬレスラー、それが矢野通だ。三度のメシより酒が好き。一見すると単なるアルコール中毒にしか映らない…。そんな矢野の酔いどれ人生は、栄光の日本大学レスリング部時代に幕を開ける。 典型的な体育会系の飲み会。しかし、これで矢野の本能が目覚めてしまう。矢野はすっかり酒の魔力に吸い寄せられた。レスリング部の合宿所のある江古田から電車に乗るときもウオツカの瓶を携帯し、車内で飲み干す。ある種、社会の害だ。 それでも鍛えられた(?)肝臓は、プロレス入り後に思わぬ形で役