今回は身長176センチながら体重203キロの超巨漢、浜亮太の登場だ。驚異の肉体を誇る浜の破壊伝説とは…。
これほど規格外なレスラーも珍しい。0・2トンの体重は対戦相手の脅威となるだけでなく、壊れるハズのない物まで破壊してしまう。昨年8月、デビュー前から早くも横浜市内にある道場で事件が起きた。
まさに人間凶器だ。日常生活でも、ふとした瞬間に浜周辺の物は次から次へと壊れていく。パイプイスに座れば、脚がアメ細工のようにグニャリと曲がり、浜が“生息”する合宿所の木製イスも限界が近い。
一方で、浜が一般人と共生するには常に多大な苦労が伴う。運転免許を持たない浜の移動手段は、電車やバスなどの公共機関が中心となるのだが…。
やや理不尽な言い分ではあるものの、意外にも浜にとって最大の難所はトイレだという。特に、和式しかない場合は拷問に等しいそうだ。
大阪・西陵中学卒業後、1994年に八角部屋へ入門。80キロだった体重は4年後に130キロとなり、その後、わずか3年で200キロの大台に到達した。
※この連載は2009年4月~2010年3月まで全33回で紙面掲載されました。東スポnoteでは当時よりも写真を増やしてお届けします。