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〝大食漢〟鷹木信悟 吉野家で「特盛り4杯と定食4人前食って、ビールも飲んで…」【豪傑列伝#13】

 人並み外れた練習量を誇る鷹木信悟は、食べる量もケタ外れ。プロレス入り前にはテレビ番組で大食い王者との対戦経験もあるなど数々のエピソードを持つ。

【鷹木の話】専門学校に行っていたとき、知り合いからテレビ番組の企画に推薦されたんです。屈強男子100人VS大食い王者6人でラーメンを食べて勝負する、屈強男子のほうでね(笑い)。さすがにルールがルールですけど、勝ちは勝ちでしょ?

ビールとステーキを一気に平らげる鷹木

 同番組で鷹木はラーメン1杯を約30秒で平らげるガッツキぶりを披露し、チームをけん引した。さらにプロレス入り前に入門していたアニマル浜口ジムでも、大食いぶりを発揮。

 浜口氏と食事に行けば必ずチャーハンを10人前…。先輩に食事に誘われたのに、食費を抑えるために牛丼店に行かざるを得なかった。

浜口氏(右)はチャーハン10人前を鷹木に食べさせていた(2014年4月、浅草のアニマル浜口ジム)

【鷹木の話】「おごりで焼き肉でも食うか」って話になったのに「鷹木がいるから」という理由で吉野家に行くことになったんです。ムカついたから「焼き肉代分まで食ってやる」と思って。特盛り4杯と定食4人前食って、ビールも飲んで…。結局、先輩は一万円札出すハメになってましたよ。ハハハ。それにしても浜口ジム時代はよく食った…。「130キロに増やせ」とか言われてましたしね。

 鷹木の大食い自慢は今に始まったことではない。小学生から「食い意地が張っていた」という鷹木は、当時155センチながら70キロの体重を誇る、いわゆる肥満児だった。中学校で柔道部に所属してから肉体はシェイプアップされたが、食べる量は減らない。行く先々で「大食漢・鷹木」の名は広まっていった。余興の大食い競争の際にはハンディとしてプロテインを飲んでから臨んだこともあった。だがその鷹木も、現在は減量のために泣く泣く大食いを封印しているという。

【鷹木の話】デビュー5年を迎えるにあたって、11月に予定されてる大阪府立(体育会館)のビッグマッチに向けて、もうちょっと露出の多いコスチュームにしたいと考えてるんで、食べる量を控えてるんです。なので大阪では、泣く泣く減量して鍛え抜いた肉体を見せますよ!

※この連載は2009年4月~2010年3月まで全33回で紙面掲載されました。東スポnoteでは当時よりも写真を増やしてお届けします。

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