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【プロレス】豪傑列伝

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プロレスと格闘技界の豪傑のエピソードをまとめました。
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2024年6月の記事一覧

パンクバンド「タモーンズ」でCDも出した本田多聞【豪傑列伝#21】

 アマ時代〝レスリングの神様〟と呼ばれた本田多聞は意外な素顔を持っている。パンクロックバンド「タモーンズ」を率いるボーカリストで、インディーズレーベルからCDを出した実績もある。アマチュアバンド界でも〝神〟とあがめられる本田と、ロックバンドとのつながりとは――。  音楽に目覚めたのは小学生の時だ。ベンチャーズ、キャロル、クールスなどの和洋ロックに友人たちが熱中していた。そのカセットテープをラジカセで聴いたのが始まりだった。中学校に入るとビートルズの音楽に接するようになる。

浜亮太「リングでは体重が武器になっても普段は敵」【豪傑列伝#20】

今回は身長176センチながら体重203キロの超巨漢、浜亮太の登場だ。驚異の肉体を誇る浜の破壊伝説とは…。 これほど規格外なレスラーも珍しい。0・2トンの体重は対戦相手の脅威となるだけでなく、壊れるハズのない物まで破壊してしまう。昨年8月、デビュー前から早くも横浜市内にある道場で事件が起きた。 まさに人間凶器だ。日常生活でも、ふとした瞬間に浜周辺の物は次から次へと壊れていく。パイプイスに座れば、脚がアメ細工のようにグニャリと曲がり、浜が“生息”する合宿所の木製イスも限界が近

〝散財王〟真壁刀義「丼勘定はレスラーの美学だろ、やっぱり」【豪傑列伝#19】

「丼勘定はレスラーの美学」。新日本プロレスのG1クライマックス覇者・真壁刀義はマット界屈指の「散財王」としてその名をはせる。プロレス界で初めてフェラーリのオーナーになるも1年で売却…。真壁の異常なまでの金遣いの荒さに迫った。  散財王・真壁の歴史は、1996年の新日プロ入門時から始まった。幼少時代はお年玉をしっかりと貯金するような子供だったが、プロレス界に入ると一変。晴れてデビューを果たし外出禁止令が解かれると、タガが外れて湯水のようにカネを使った。  全然カッコよくはな

ボヤ騒動3回の風香「手際よく消しちゃいました」【豪傑列伝#18】

 戦うアイドル・風香は何と3度も火事未遂を経験していた。最初は実家のある奈良、2回は東京のアパート。そのすべてを自力で切り抜けてきた驚異の体験を明かす。  兄の不手際で起こった火事だが、血は争えないのか? 風香自身ボヤを引き起こした。  懲りない風香は最近も料理中にボヤ騒ぎを起こし、自ら消火に成功したという。ところが、消火作業のうまい風香でもいまだに消せない炎があるのだとか…。 ※この連載は2009年4月~2010年3月まで全33回で紙面掲載されました。東スポnoteで