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〝ぬいぬい〟への愛を呼び起こせ!

「ぬいぐるみにも魂はある」

大学時代に、ゼミの先生に教えていただいた言葉です。小さいころから、カッコいいよりもかわいいものが好きな私の部屋には、たくさんの〝ぬいぬい〟がいます。その日の気分によって一緒に眠るぬいぐるみを変えますが、そのすべてに愛があります。男でも、大人であってもぬいぐるみへの愛は恥ずかしくありません。

今回は私の家にストックされている〝ぬいぬい〟を一部紹介します。

枕元のぬいぐるみ達

No.1「ほわほわプーさん」

一番のお気に入り、ほわほわプーさんです

かわいさ ★★★☆☆ 3/5
ほわほわ度 ★★★★★ 5/5
野球場への持ち運びやすさ ★★★★☆ 4/5

サイズ感が良く、思わず抱きしめたくなるプーさんです。すごくホワホワなので、一度なで始めたらサスサスする手が止まりません。手を入れることもできます。ずんぐりむっくりな体型から、ベイスターズファンの間でプーさんと呼ばれている宮崎敏郎選手の応援歌に合わせて、左右に動かしましょう。シーズンオフが近づいてきたので、そろそろお風呂(洗濯機)に入れてあげる予定です。

No.2「プーさん(大)」

リュックにも収まりきらない大きなプーさん

かわいさ ★★★☆☆ 3/5
大きさ ★★★★★ 5/5
野球場への持ち運びやすさ ★☆☆☆☆ 1/5

とにかく大きなプーさんです。大きすぎるあまり、眠りのお供としては適していないです。立ち見席には連れて行くことができますが、普通の座席だと周りの迷惑になるのでお留守番させましょう。

No.3「ハム」

打線爆発、ハムさん

かわいさ ★★★☆☆ 3/5
幸運度 ★★★★★ 5/5
野球場への持ち運びやすさ ★★★★★ 5/5
小学2年生のいとこがくれた〝ぬい〟です。ベイスターズの攻撃時に持って応援をすると、かなりの確率で点が入ります。しかし、常に持って応援すると効力が下がるので、ここぞというチャンスの場面で使用しましょう。

No.4「ビッパーちゃん(本名ビッグバード)」(友人保有)

ビッパーちゃん(ベイスターズファンでぬいぐるみ好きの友人が保有)

ベイスターズ愛 ★★★★★ 5/5
私と同じように、ベイスターズを応援する友人の〝ぬいぬい〟です。幼少期に池に落としたらしく黒いですが、きれいなビッパーちゃんもいます。写真からわかるように「ベテランさん」なので、2体をローテーションで回して休ませつつ、持ち運びしているそうです。開幕戦などの勝負所では、2体同時に応援するようです。

新ビッパーちゃんはとてもきれいです


愛するぬいぐるみを球場に持参するワケ

昨年までプロ野球では、コロナウイルスの影響で座席間隔を空けて、声出し応援を禁止していました。球場全体が盛り上がりづらく、お客さんの数も少ない。そこで、みんなでぬいぐるみを持って応援すれば、スタンドが埋まっているように見えて、観戦も楽しめるのではないかと考えていました。結果的に今年から規制がなくなり、「全員でぬいぐるみを持って応援する」という私の願いはかないませんでした。しかし、台湾や韓国ではチアリーダーが応援をリードするなど、世界では様々な応援スタイルがあります。日本でも、ぬいぐるみを持った応援が主流になることを心待ちにしています。

旧広島市民球場のベンチに座るプー一族

また、ぬいぐるみは子供心を呼び起こします。大人が絵本を読むべきという意見がありますが、同じように、大人がぬいぐるみを大切にするべきです。

たとえば、村上春樹氏が翻訳した『おおきな木』(シェル・シルヴァスタイン作)という絵本があります。少年には大好きな木がありました。年月がたち、木は少年が帰ってくるのを待ち続けます。しかし、大人になった少年は、家や船を作るために幹だけを残して木を切ってしまいました。さらに年月がたち、おじいさんとなった少年は木のもとに戻り「ぼくはもう、とくになにもひつようとはしていない」と言います。長年、少年が向き合ってくれなかった「大きな木」ですが、最後に「わたしにおすわりなさい」と言い、少年が幹に腰を下ろして終わります。

感動的なこの作品ですが、私は自分にとって大切な人ほど、そのありがたみに気づけないと解釈します。「大きな木」が少年を待ち続けたように、子供部屋で眠り続けるぬいぐるみも、あなたのことを待ち続けています。ぬいぐるみは決してあなたのことを裏切りませんが、少年のように手遅れにならないように、今のうちに抱きしめてあげましょう。(運動2部・加田晃啓)

祖母にプレゼントしたふわふわ君(祖母命名)


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