見出し画像

更年期の話題で盛り上がれる関係ならいいけど、大変なのは…

 性は生なり! 男女の更年期についていつもあれこれと書いている私です。周りの40代後半~50代前半の友人が、「今までとはどうも様子が違う…」と感じると「更年期?」と疑います。

 そんなに暑くないのに首から吹き出る滝汗を拭きながらやってきて、「ごめんね~。ホントに恥ずかしいんだけど更年期でね」と自分から言ってくれる友達には、「あるある! 超分かるよ!」と更年期の話題で盛り上がることができます。

更年期障害に悩む人は少なくない(写真はイメージです)

 ですが、たとえば飲み会の席で、どうでもいいことにケンカ腰で突っかかってきたり、「眠れない」「疲れている」を連発。いきなり怒ったかと思えば、急に泣きだすような情緒不安定な人。「あの…、その面倒くさいあなたの状態は、THE・更年期症状です」と言える訳がない。そこそこの友人関係だと無理です。触らぬ神にたたりなし。嵐が過ぎるまで、当分距離を置くようにします。友人ならそれもできますが、パートナーや会社の上司や同僚が更年期真っただ中の場合は困りもの。

イライラしているオジサンには近づくべからず(写真はイメージです)

 親しい関係の方が「更年期かも?」と思ったら、「一度、病院へ行ってみたら」とアドバイスするのがベストですが、なかなか難しいでしょう。特に男性は普段から病院に行きたがらないし、仕事を休んで病院に行っていることが会社に知れると人事評価に悪影響があると懸念してしまいます。なので、「病院に行った方がいい」と言うよりも「男性更年期の記事が○○に出てましたよ」「最近男性更年期の記事よく見ますよね」など情報共有をする作戦が良いと思います!

熊本美加(くまもと・みか)医療ライター。男性医学の父・熊本悦明の二女。男女更年期、性感染症の予防と啓発、性の健康についての記事を主に執筆。


カッパと記念写真を撮りませんか?1面風フォトフレームもあるよ