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男は病気を隠す生き物ですが…中高年の6人に1人が隠れ男性更年期

 性は生なり! 周りの人の体調が悪そう、気分にムラがあるといった異変が、性ホルモンが減っているせいなのか、客観的に何をどうチェックしたらいいのか気になりますよね。男性は「むなしい」「ひとりぼっち感に悩んでいる」「最近、朝勃ちがない」といった、自分の弱みをさらすことは、親しい友人であってもまずありませんし…。男は病気を隠す生き物です。

「更年期」とはあくまでも時期を示す言葉で、誰もが更年期症状で悩まされるわけではありませんが、ストレスや加齢により男性ホルモン=テストステロン低下によって引き起こされる男性更年期障害(LOH症候群)は、中高年の6人に1人が隠れ男性更年期と言われているので、決して人ごとではありません。今回はご自分で気にしてほしいチェックポイントをご紹介します。

①仕事や人間関係に強いストレスを感じている
②不規則な生活で寝る時間や食事時間が乱れがち
③体調がすぐれず、気持ちが上がらない
④寝つきが悪い。睡眠が浅いと感じる、寝汗をかく
⑤いきなり不安や寂しさを感じることがある
⑥ほてり、のぼせ、多汗がある
⑦最近、ヒゲの伸びが悪くなった
⑧性欲や勃起力が減退したと感じる
⑨最近「朝勃ち」がめったにない
⑩性欲が低下した

 いかがでしょうか? 2~3個当てはまったら要注意。④以降は全て、テストステロン低下による「男性更年期障害」症状なので、男性ホルモンの専門知識を有する医療機関を一度受診してほしいです。特に最後の⑨⑩はテストステロン低下を疑う重要ポイントになります。

医療機関を受診する勇気は大切だ(写真はイメージです)

熊本美加(くまもと・みか)医療ライター。男性医学の父・熊本悦明の二女。男女更年期、性感染症の予防と啓発、性の健康についての記事を主に執筆。


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