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夫との面倒なセックスより推し活!?女性たちの本音

 性は生なり! 日本の婚姻関係にある人のセックスレスが48・3%(日本家族計画協会による「第9回男女の生活と意識に関する調査」)。したくない理由の1位は男性「相手が応じてくれない」、女性は「面倒くさい」と前回紹介しました。

 この調査では、その他したくない理由の自由記載が実に興味深いのです。単身赴任や海外赴任、妊娠中、別居など物理的な問題以外に、「よく怒られているせいか誘える勇気が出ない」「子育てなど非協力的で、気持ちがいかない」「配偶者はいるがセックスしたい相手ではない」「夫に魅力が感じられない」「相手がキライ」。うむむむ。これはセックス以前の問題では!? 日々の夫婦関係性がよくないのにセックスしても、男性は性欲のはけ口にはなるかもしれませんが、女性は楽しめているとは思えません。

「【ジェクス】ジャパン・セックス・サーベイ2024」(ジェクス(株))でも「何のためにセックスするのか」の回答で、男性は性的な快楽のため(68・5%)。女性は愛情を表現するため(63・1%)と明確な違いがありました。

そもそも夫婦仲が悪ければセックスどころではない(イラストはイメージ)

 もちろんセックスする・しないは個人の自由。夫婦でお互いにしたくなければノープロブレム。相違があると問題になります。そして、最近女性向けのメディアにセックスレスの記事を提案しても「正直、もう飽きた」と通らないことがあります(苦笑)。女性達は相手のいる面倒なセックスより、リスキリング、推し活など、自分で楽しめることに興味は移行しているのです。男女の溝を埋め、セックスを楽しいものにするにはどうすればいいのでしょう? 次回は夫婦仲相談の専門家に話を聞いてみようと思います!

熊本美加(くまもと・みか)医療ライター。男性医学の父・熊本悦明の二女。男女更年期、性感染症の予防と啓発、性の健康についての記事を主に執筆。

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