48.3%…じわじわ進む日本人のセックスレス化
性は生なり! 3月に発表された日本家族計画協会による「第9回男女の生活と意識に関する調査」で、やはり日本人のセックスレス化がじわじわと進んでいることが分かりました。前回の2016年の調査と比べると1.1%増の48.3%。ちなみにこの調査は深刻化する少子化の原因を探り、日本の男女の性の意識を様々な側面から分析するため02年から開始されて、今回はコロナ禍を挟んで7年ぶりの実施になります。
興味深かったのは、婚姻関係にある男女のセックスに対して積極的になれない理由。男性は今回から追加された項目の「相手が応じてくれない」(24%)がダントツ1位! 女性はわずか2.8%という大差が…。女性のしたくない理由の1位は「面倒くさい」(22.6%)。2位は「仕事で疲れている」(20.8%)で、どちらも男性の約2倍の回答。他に「セックスより趣味等楽しい事がある」女性7.5%、男性4.0%。「セックス時に痛みがある」女性1.9%、男性1.3%。男女の意識の乖離がうかがえます。
かつてテレビドラマではこんなシーンを見た記憶がありませんか? 夫婦が夜にベッドインして、奥さんがやる気満々で「あなた(ハート)」と誘っても、「僕は仕事で疲れてるんだ、いい加減にしてくれ」と旦那さんがそっぽを向いて寝てしまう。逆に疲れている奥さんが旦那さんの要望で無表情に夜のお勤めを果たす。
今ではお茶の間で見るドラマではベッドシーンはほぼ見かけませんが、男性側だけ「やるorやらない」の選択権があったのは過去の話。夫婦の関係性の変化がセックスレスに影響しているのは間違いありません。