東スポ初インターン生の東スポ4日間潜入記録【#1人目】
はじめまして!
数か月前に行われた〝超ゲリラ採用〟で4月入社の内定をもらったA・M(※入社前なのでイニシャル表記)です。
たまたまインターンに来てみたら1人目で、東スポにとっても記念すべき初のインターン生になったそうです。私自身も他社のインターンに繰り出したことがなく、とてつもない緊張のなか東スポ本社に入ったのですが、来てみればおもしろいこと、しんどかったことそれぞれあったので記録したいと思います。
おもしろかったこと3選
新聞ができるまでの工程見学。大きいトイレットペーパーのような紙の束を運ぶ機械からは、事故防止のため「インディ・ジョーンズ」のテーマ曲が流れるのだ。まるでテーマパークのよう。生きていてなかなか見られるものではなかった。
voicyの収録を見学。その日はいしだ壱成さんと石田純一さんについての話だったが、土橋デスクの話術がすごい。デスクや記者がローテーションして参加するとのことだったが、もし自分が…と思うと絶対話せない。恐ろしい。しかし聞く側となるともちろん話は別で、私が笑いをこらえながら横を見ると、一緒に見学していた森中さんも笑いをこらえていた。ぜひこの日のvoicyを聞いてみてほしい。
3. 東スポ競馬のサイトに配信される動画の収録を見学。出演しているミス東スポの緑川ちひろさんがとても綺麗だったのでボーっと見惚れてしまった。画面越しでなく生で見るグラビアアイドルはマジでかわいいと知る。
しんどかったこと2選
こたつ記事作成。取材しなくても書けるこたつ記事なるものを自分で書いてみることに。しかも初日だったのでまじか…と思った。全く文章力に自信がないわけではなかったのだが直しに直され、少し傷心となる。ネタ探しが最も苦労し、3日目にも「作っちゃっていいよ」と言われたときは作っちゃいたくない!と内心ずっと思いながら作成。
2. このインターン生日誌の作成。いろんな優しい方たちにそんな気負わなくていいと声をかけられたが一人だけ違った。「最初ってすごく大事だからね」と圧力をかけられてしまう…。
そこで後半からは、そのプレッシャーをかけてきた人のインタビューをすることにしました。
みんな優しくしてくれる中、プレッシャーをかけてきた人が…
それは内定式のとき、内定者の間でどんな人なんだろう…と話題になった人物でもあり「〝超ゲリラ採用〟のおしらせ」の記事を書いた人物でもある、森中さんです。このインターン生日誌を発案したのも同じく森中さん。さらに今回のインターンで私が最もお世話になった人たちの中に森中さんも入ります。少しの間仕事を教えてもらって、かなりユニークで結構変な人だとわかり、純粋に興味持ったのであとに来るほかのインターン生の知的好奇心のためにも、普段表に出ることが苦手な森中さんにインタビューしていきたいと思います。
――まずはどんな仕事をしているのか、紹介をお願いします
森中 デジタル室という部署にいて、記者が書いてきた記事を配信するのが主な仕事です。会社から何か新しいことに挑戦しろと言われているので、noteやvoicyなどの運営もプラスでやっています。noteに掲載できるコンテンツが足りないときなんかは、自分で本を読んで記事を書きます(本を見せながら)。
――あの超ゲリラ採用の記事を書こうと思ったきっかけを教えてください
森中 (デジタルメディア室長の)堀江さんが「やれ」と。普通に考えてこんな無計画な採用ありえないんだから、もう〝開き直り〟ですよ。なのでありのままを正直に書きました。本来ならちゃんと採用サイトを作って、先輩社員のインタビューとか働き方とか就活生にわかりやすく情報を伝えるべきなのに、時間がなくてやれないから。すぐできる初田局長のインタビュー記事を書きました(笑)。
――どれくらいで書いたんですか
森中 他の仕事もあるからね、1時間もかけてないです。悩まずにパッと書きました。見出しを過激に取りすぎて怒られるかもと思ったけど、まぁ大丈夫でした。
――募集期間が6日間だったことを初めて聞いたときどう思いましたか
森中 びっくりした。本気で人を採用する気あるのかな~と思った(苦笑)
私たち新入社員が期待されていること
――大学時代、〝働いたら負け〟だと思っていたそうですが、なぜ働くことにしたんですか
森中 働きたくないんだけど、無職ってね、つらいんですよ。無職で職務質問された経験がありまして。この世界、仕事せずに生きていけないことに気づきました。特に夢も目標もなかったので、それならみんなと同じようになんにも考えずに就活するのが良かったのかもしれない、とニート期間にやっとわかったんです。時すでに遅しでしたが。
――なぜそれで東スポに就職したんですか
森中 競馬が好きだったんですよ。馬自体が好きで、ニート時代に暇すぎて乗馬クラブに通ってました。
――優雅ですね
森中 ニートだけどね…。それで東スポを眺めてたら秋採用で社員募集していて、あーこれかなと思った。だから東スポ以外ほとんど受けてないです。
――無職期間は何をしてたんですか
森中 本当に自宅警備員でした。おかんがパートに行くのを車で送って、犬を連れて海に行ってぼんやりして。飯作って、DIYとかをしてました。
――それだけ聞くと楽しそうですね
森中 今考えるとそうだけど、当時は悶々としてたな~。
――内部から見た東スポのイメージをお願いします
森中 良い意味で変な人が多いですね。あとは他社に比べて人数が少ないからやりたいことをやらせてくれる。このインターン日誌をコンテンツにするという企画も人事担当者に「いいっすよね?」と確認しただけでゴーサインが出たから。
――私たち、新入社員に期待していることは何ですか
森中 そりゃ新しい感覚ですよ。おじさんたちにはない若いセンスは超大事。超ゲリラ採用という難関を突破してきた子たちが今後どう育っていくのか楽しみです。
――自分自身のことをおじさんって言いますが、何歳なんですか
森中 37歳です。
――見えないですね
森中 なんなら、ちょっと前に浪人生に見えるって言われて、なんだよそれはって思いましたね。学生感が抜けないみたい…、というか単純に社会人っぽくないのかもしれない。
――最後に私にアドバイスをお願いします
森中 あの本当に、ちゃんと単位とって卒業して、4月に元気に来てください。
東スポは〝変な人〟の巣窟なのか
何度も書いたが、このインターンで一番長時間、私の横について教えてくれたのは森中さんです。森中さんは変な人が多いとインタビューで語っていましたが、自分も良い意味でそっち側の人間だということに気付いているのでしょうか。それとも入社すると森中さんが普通だと感じるようになるくらい、パンチの強い個性派の先輩方と出会うのでしょうか。私はいろんな人、いろんな価値感に出会いたくて記者を志望していますが、まずこの社内で、普段なかなか出会わないような人たちとたくさん話せるのを今から非常に楽しみにしています。