ゲームから生み出される縁とは
前回は、人生を豊かにしない謎のゲーム「スイカゲーム」について書かせていただきました。
あれからおよそ3か月がたちましたが、スイカゲームの名前を世間で見ることは少なくなってきました。2月のアップデートでは2人で対戦するモードが登場したようですが、勢いを取り戻すのか、それともこのままフェードアウトするのか関心が集まります。
それでは、ゲームの魅力とはどこにあるのでしょうか。私が考えるゲームの魅力は、思わぬところで共通の話題として会話につながることがあるということです。初対面の人であっても、男女問わず楽しんでいる人が多いゲームであれば、そこから話題をきっかけに会話が生まれたり、関係性が構築されていったりする可能性があるということです。
これは、現在の私の仕事にも生きていると言えます。様々な年齢の人との触れ合いの中で、自分と相手が共通する部分というのは決して多くはないと思います。そこでゲームの話題を出すことで、新たな広がりが生まれるのです。
今回は実体験を交えつつ、気軽に始めることができなおかつ関係性が生まれやすいゲームを紹介したいと思います。
1.ロイヤルマッチ
このゲームはパズルを解いて王様を救い、お城を建てることでゲームを進行させていく3マッチパズルゲームです。アイテムとアイテムを組み合わせるのが、攻略のカギとなります。このゲームはタイトルは有名ではありませんが、実際に見てみるとなんとなく既視感を持つ人が多いと思います。というのも、広告などで紹介されることが多いゲームだからです。
そのため、プレーしたことがある人も多いと思います。実際、私があるスポーツのイベントの現場で取材をした際に、スタッフの方がこのゲームをプレーしていたのをたまたま目撃してしまいました。名刺を交換し、このゲームについて問うたところ、なんとレベルには「2500」の数字が…。ロイヤルマッチの話題で盛り上がることで、関係性を作ることができました。
2.Drag n Merge
このゲームはタテ8マス×ヨコ6マスのなかで、数字の書かれたブロックが上から落ちてきます。同じ数字のブロックを組み合わせると、合体して1つ数字が繰り上がります。これを繰り返して「20」まで到達すると、ブロックが消えます。これを永遠に続けるゲームです。
このゲームも、仕事の現場でプレーしていた方と遭遇しました。ゲームのやり方からその人がどんな性格なのかを考えながら、会話をしていくのも楽しみの一つです。
ここまで読んでくださった方の中にも、ゲームに興味がない人も多いと思います。今回紹介したゲームは奥が深いわけでもなく、人生を豊かにしてくれるものではありません。しかし、一見無駄に見えるものから何かが見えてくることもあります。ゲームでできた縁を、これからも大切にしていきたいと思います。(運動2部・沢野正太郎)