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男性更年期外来を受診して人生を変えたオジサンもいる

 性は生なり!  いつも琵琶法師のようにテストステロン、テストステロンと言っているので、飲み会の席で男性更年期障害の話を振られることが多い私(苦笑)。

男性更年期障害を自覚しない人も多い(写真はイメージ)

 先日も50代の男性に、「あの~、テストロンでしたっけ? そんなにいいんでしょうか?」と話しかけられました(※テストステロンをテストロンと言う方は珍しくありません)。最近、友人がテストステロン補充療法を受けている。自分と同世代だが、特に体調が悪いようには見えなかった。なんでわざわざ病院に行ってるんだろうと不思議だと。「ふむふむ」と聞くうちに私は取材モードスイッチがオンに。「それで、ご友人はテストステロン補充療法を始めて何か変化はありましたか?」と尋ねると、「いや、よくわかんないですね。でも、最近、結婚したんです」。「えっーーっ、それすごい変化じゃないですか」と思わず拍手してしまいました。

 もちろんテストステロン補充と結婚の因果関係は不明で、結婚の経緯やお相手などについては聞けていません。ただ私が想像したのは以下。気力や性的意欲が低下したのを気にして、男性更年期外来を受診。→テストステロン値の測定と症状から男性更年期と診断を受けテストステロン補充を開始。→↓それまで喪失していた朝立ちが回復。男としての自信がよみがえる。→やる気も出てきたので、運動したり、外出するようになる→体力がつきさらに元気に。

好循環を生んだのはテストステロンのおかげかもしれない(写真はイメージ)

 こんなプラスのサイクルが回り始めてついには結婚! 元気があればなんでもできる!

 それを後押しするのがテストステロンだぁ~と感じた出来事でした。

熊本美加(くまもと・みか)医療ライター。男性医学の父・熊本悦明の二女。男女更年期、性感染症の予防と啓発、性の健康についての記事を主に執筆。


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