会社までの行き方、忘れました。
安心してください、辞めてません。辞めていたら、このnoteは書けていないです。ありがたいことに今のところ欠勤なく社会人生活を送れています。じゃあこのタイトルの意味はなんなのか…?1回目で書きたいネタを消費してしまい、タイトルで誤魔化すしかなかった新人記者が、配属された部署の特性も交えながら話していければと思います。(運動一部・松岡直生)
就活の軸
皆さんは就活の軸を何に置いていたでしょうか。金銭面でしょうか。将来性でしょうか。
自分は「スーツ着たくない」「毎日同じ場所で働きたくない」「面白そうなほうがいい」でした。東スポに入社してわりかし要件を満たすことができ満足していますが、今回のタイトルは2つ目の「毎日同じ職場で働きたくない」に関係しています。
大転職時代とも言われる昨今、数年で転職するという選択も当たり前となりましたが、それでも当時の自分は入社するからには長く勤めようという心意気を持っていました。その時に思ったのです。「何十年と同じ場所に出社するのってキツくない?」と。ひとつの場所に毎日行くよりも、いろいろな場所に行きいろいろな出来事に触れて刺激を得たいと考えていたのです。
記者の基本は現場に行くこと。そうでない場合もありますが、やはり基本は人の話を聞かなければ始まりません。取材対象によって行く場所や起こる事象も様々です。自分が所属する運動一部では野球場が取材場所となります。日本にはプロ野球だけで見ても全国各地に12個の球団があるためチームの試合によって場所が変わります。
直行直帰
そして取材場所が球場となると、会社に行かなくなります。「自宅―球場」の往復だけで事が済むからです。上司とのやり取りも基本的には電話で済みますし、会社に選手がいるわけでもありません。会社に行ってもすることがないのです。
わかりません、本当はあるのかもしれませんが、おそらく今会社に行ったら「何しに来たの?」という視線を向けられるのではと自分は思っています。
最後に会社に行ったのは3か月前の健康診断。もう会社までの行き方も忘れてしまいました(笑)。企業なので部署や立場によって毎日のように出社する方も多くいますが、間違いなく他業種よりは“出社しない”人の割合は高いと思います。
ホテル20連泊
先ほども少し触れましたが、自分が所属する運動一部は野球担当の部署であるため、他部署に比べて出張の機会も多いです。自分も“ひよっこ”ながらありがたいことにいろいろな場所に行かせてもらっています。そうなると直行直帰パターンが「自宅─球場」から「ホテル─球場」へと変わるわけです。自分はこの半年間で、間違いなく入社までの23年間で泊まった分以上のホテルに泊まりました。
なかでも長かったのは夏の甲子園取材での20日間ホテル暮らし。人は20日間ホテルにいると感覚がマヒしてきます。出張全体で見ても、最初の頃は「美味しいもの食べるぞ~!」と威勢がいいのですが、途中から「もうコンビニ飯でいいね…」となります。
これまでの人生を実家暮らしでぬくぬくと育ってきたため、20日間家にいないというのは初めての機会。3週間ぶりに帰宅した時は「へぇ、いい家だな…」と思いました。まるで住宅の内見に来た人です。
そうはいっても一長一短
ここまで楽しくやらせてもらってることを書いてきましたが、当然大変なこともあります。移動にも体力を使いますし、飛行機や新幹線に対するワクワクのようなものも消え去っていきました。ホテルもたまに泊まるからよいのであって「こんな泊まらんでもいいな…」と思います。どんな要件だって利点と欠点がある、一長一短です。
それでも向き不向きはありますし、自分はやはりいろいろな場所に行けるほうが向いている、楽しいと感じます。入社して半年が経過、正直今は大変なことも多いですが、周りの人に恵まれているなと思う今日この頃。このまま社会人1年目を駆け抜けていく所存です。お読みいただきありがとうございました!
P.S. 最近は福岡出張が多いため、もし美味しいお店がありましたらぜひコメントで教えていただけると幸いです。