ケガをしても練習を休まない小橋建太「あの温厚な馬場さんが怒ったんだ」【豪傑列伝#6】
2007年12月2日、日本武道館。腎臓がんを克服した小橋建太が546日ぶりにリングに戻ってきた。日本中が注目した鉄人の復活劇だったが、わずか9か月後の翌年9月には、両腕の手術で再度長期欠場を余儀なくされる。2000年8月にノアが旗揚げしてから、小橋が長期欠場したのは実に4回。ひざと腕は何度も故障しており、体にメスを入れた回数は何と11回になるという。
小橋の記憶では、初めて試合を欠場したのは全日本プロレスの若手時代。まだ故ジャイアント馬場さんの付け人をやっている時だった