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良い割付を作ることは、UXの要素に通ずると思った。


ひょんなことから東京スポーツ新聞社に入社してから半年ほど経過しました。前回の記事で音声コンテンツの魅力を書いた石井です。
相変わらず音声コンテンツを支えにしながら生活しています。
記事公開後、会社の中にも「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」のリスナーがいることが判明して嬉しくなりました。(総合制作部・石井大悟)

新聞社にはいろいろな〝記者〟がいます

新聞社で働いていると伝えると「取材する人」のイメージが先行しがちですが、実はいろんな記者がいるんです!

取材記者:みなさんがイメージしている、情報を集めて記事を書く人
写真映像記者:いわゆるカメラマンです。記事とともにニュースに欠かせない写真や映像を撮る人
整理記者:集まった記事や写真を取捨選択し、レイアウトや見出しを決める人
校閲記者:記事が正しい言葉で書かれているか、事実関係やデータに誤りがないかを確認する人

私も新聞社に入るまでまったく知りませんでした!研修中にはそれぞれの記者を体験することができました。

取材記者としてモー娘・牧野真莉愛さんをインタビュー

取材記者の研修として思い出深いのは、モーニング娘。'22の牧野真莉愛さんをインタビューしたことです。大の北海道日本ハムファイターズである牧野さんに、「注目選手は?」「巨人に移籍した中田翔選手については?」などと質問をぶつけました。終始、緊張しましたが、同行してくれた先輩のサポートがあってなんとか無事に終えることができました。記事を書く段階になって反省する部分もたくさんありましたが、取材記者のやりがいを感じることができたインタビューでした。

整理記者のお仕事をダイジェスト図解!

新人研修が終わると、私は紙面製作を担う総合制作部に配属されました。先ほどの分類で言うと整理記者。記事と写真が〝食材〟だとするならば料理人のようなポジションです。せっかくなので紙面ができるまでをダイジェスト図解でお伝えしようと思います。

ちなみにミス東スポ2022グランプリの渡辺ありささんの連載は毎週水曜日に掲載されています。良かったらぜひ新聞を手に取ってみて下さい

見出しと割付(レイアウト)を考えるのですが、これが凄く大変で見出しは記事の特徴や読むきっかけになること、割付は記事が読み易い形になっているかなど色々なルールがあります。

日々、覚えることが多くて相変わらずてんてこ舞いな日々です。
地に足をつけることはまだまだ先かもしれない…。それでも良い割付を作ることは、UX(ユーザー体験)の要素に通ずるところがあるかもしれません。

紙面を作る時に使う仕事道具です。 中央にある物差しは整理記者の必需品。料理人でいう包丁です。 これで文章の行数を測ったり、写真のサイズの目安を付けたりなんでもします

どちらも経験してわかったこと

取材記者が書いた記事を、整理記者が読んで見出しをつけて紙面になっていく。取材記者は見出しの取りやすい原稿を書かなければいけないし、整理記者は記事がより〝映える〟ような見出しを作れる編集力を磨かなければいけないのだと、両方を経験することで気づくことができました。

整理記者になり、起床時間は「オールナイトニッポン0」の放送時間帯になりました。これまで深夜ラジオで”今日の延長戦”のような感覚で聴いていたものが”今日の始まり”に聴いてるのがちょっと不思議な感覚です。聴きながら朝の支度をする時がありますが、出社する身支度を整えながらなので全然聴けていません(笑)。退勤後、夕方のちょっとした楽しみです。
整理記者の仕事がこなせるようになるのはまだまだ先の話になりそうですが、日々の積み重ねでこれからも頑張っていきたいと思います!

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