べるーにゃインタビューまでの取材裏話【とーすぽ砲】
ベルーナ(埼玉県上尾市)の公式キャラクター「べるーにゃ」に弊紙が〝摘発〟されたことがきっかけとなり、先日ベルーナ本社に〝出頭〟してきました。(東スポnote編集長・森中航)
「#ベルーナドーム警察」に〝摘発〟されるまで
(事の発端は10月6日公開の弊社記事でした。西武とCS第1ステージで対戦するソフトバンクの原稿内で本来ならば「ベルーナドーム」と表記すべきところを「メットライフドーム」と誤記してしまったのです。これに気づいたべるーにゃが以下のツイートを発射します。
本文のみならず「#ベルーナドーム警察」というハッシュタグで怒りが伝わってきます…(苦笑い)。すぐさま野球担当に連絡して、配信中の原稿を正しく直してもらいました。
企業のツイッターで炎上を防ぐためには初期対応で間違えないことが大切です。私はべるーにゃのプロフィールと過去のタイムラインを確認し、日頃からファンと非常に友好的なコミュニケーションをしているアカウントであることを確認して以下の引用RTを行いました。
まずは真摯にこちらの非をお詫びすること。それからべるーにゃが東スポを〝謝罪させた〟といったイメージにならぬよう、あまり堅苦しすぎないことも意識しました。「にゃ」が口癖のべるーにゃなら、「にゃんとか寛大な…」で真意を汲み取ってくれるだろうと思いました。
するとべるーにゃから実にあたたかいお返事が! そこから話がトントン拍子で進み、べるーにゃのインタビューを行うことになりました。怪我の功名ですね。
べるーにゃと名刺交換
それから数日後、ベルーナ本社にお伺いすると、マーケティング室の山王丸海さんが迎えに来てくれました。
「べるーにゃは上のフロアで待っています」
ツイッターではやさしく対応してくれたとはいえやっぱり少し緊張します。校舎の裏に連れて行かれるようなそんな気分で部屋に入ると…。
笑顔のべるーにゃがいました(笑い)。「よく来たにゃ」と歓迎してくれて、さっそく名刺交換をしました。ちなみに好きなものはイチゴと記されています。手土産に東スポオリジナル「UMA襲来Tシャツ」を持参したのですが、喜んでくれるでしょうか?
「試着してくるにゃ」とべるーにゃが席を外している間に、マーケティング室のみなさんから〝べるーにゃ事情〟を伺いました。
担当者から見てもスゴイ!べるーにゃ急成長
――なぜ東スポは「#ベルーナドーム警察」にすぐ見つかったのか。
山王丸 べるーにゃがこのハッシュタグを使ったのは今回が初めてだったんです。もともとツイッターの野球ファンの間では「#バファローズ警察」という、ゆるく間違いを指摘するハッシュタグがあったんですね。それをベルーナドームで試してみたら、あっという間に報告してくださったファンの人がいて気づいたみたいです。
――つまり〝初摘発〟
山王丸 はい、そうです(笑い)。でも、べるーにゃは怒っていないので気にしすぎないでください。インタビューされるのを楽しみにしていたみたいです!
――べるーにゃのフォロワーは今年急激に増えたと聞いています
山王丸 私がべるーにゃと一緒に仕事するようになったのはまさにネーミングライツの発表になったタイミングで、今年1月はフォロワーは3000人ぐらいだったと思います。ライオンズファンのみなさまのおかげですね。
――べるーにゃがユニフォームを着た「ライオンズ×べるーにゃぬいぐるみ」もあっという間に完売したとか
山王丸 そうなんです。弊社サイトにアクセス集中して一時的に接続が不安定になるレベルに爆売れしてしまいました。私たちがべるーにゃの人気を見くびっていました。もっと作っておけば良かったです(笑い)。本人は「来年はもっと作るにゃ」って息巻いてます。
――もともと公式キャラとして存在していたべるーにゃが野球をきっかけに人気爆発した
山王丸 想像以上でしたね。ライオンズが優勝したらべるーにゃの話が聞きたいと、ある雑誌からオファーをいただいていたんです。今年はその夢は叶いませんでしたが、来年またファンと一緒にライオンズを応援して、べるーにゃがドヤ顔で語る姿を見るのが楽しみです。ちょっと毒舌なところもありますけど、これからもべるーにゃをよろしくお願いします。