女性はアレのサイズを気にしてない!?男性を勇気づける論文を発見!
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女性はアレのサイズを気にしてない!?男性を勇気づける論文を発見!

 性に関する論文を読んで読んで読みまくっている現役医師の興味深いリポート。今回も、男性専門外科クリニックで働く現役医師・吉江秀和氏が、気になる〝説〟を発見、紹介します。

長さは重要ではない

「小さいと女性に嫌われるんじゃ…」という不安があるからこそ、ペニスのサイズを気にする男性が少なくないのだと思います。でも、実は多くの女性はペニスのサイズをそれほど気にしていないのです。

「ホンマかいな」とツッコミたくなる人もいらっしゃるかもしれませんが、きちんとした研究結果があります。2002年、「European Urology」という欧州泌尿器科学会の発行する医学誌に掲載された論文です。オランダにある大学病院で出産した女性170人を対象に、パートナーのペニスを重要視するかどうか調査しています。

 その結果、多くの女性はペニスのサイズ(長さや太さ)を重要視していませんでした。具体的には、ペニスの長さについて、77%の女性が「重要ではない」と回答しています。これは泌尿器科において最も権威がある学会誌のため、つまり医学的にとても信頼がおけるデータです。

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 前回、男性がペニスに関してどんな点に不満を持つかの第1位は「サイズ」であるという調査結果をご紹介しました。その不満によって性行動に消極的になってしまう可能性も指摘されていたんですが、今回の論文を読むと、男性が思っているほど、女性はサイズを気にしていないことが分かります。〝心配しすぎ〟なのかもしれませんね。

 一方で、サイズは大事だと答えた女性も、もちろんいました。では、長さと太さ、どちらを重要視していたのでしょう。結果は、21%の女性は長さが重要であると答え、32%の女性は太さが重要であると答えました。長さの方を心配する男性が多そうですが、女性にとっては太さの方が大事なのかもしれません 。

 なお、太さを重要視するそんな女性は、長さも重要視するという傾向がありました。太いのがお好みな女性は、長いのもお好きということですね。

ウソをついていないか

 さて、前回までの当noteや、ここまでをお読みになって、「そもそも女性たちは本音で答えているの?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。ごもっともです。

 上記の論文は、泌尿器科領域において最も権威ある雑誌の1つに紹介されたもので、科学的信憑性が高いのは間違いありません。一方で、質問方法が直接的で自己申告性という点には注意が必要です。ペニスの好みを答えることは非常にデリケートで、社会的倫理的に正しい回答をしなければならないという無言のプレッシャーを女性は受けやすい。つまり、答える時に「ペニスが小さいのが嫌いと回答するなんてダメなこと」という常識的な圧を感じる可能性があります。

 この問題を解決するために行われた研究があります。オーストラリアの大学が集めた105人の女性(平均年齢26歳)に等身大の男性像を投影した影絵を見てもらい、どの男性が魅力的か回答してもらったのです。

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 女性はペニスの大きさ、身長、体形が異なる複数の影絵を見て、その中から一番魅力的なものを選ぶのですが、ペニスの研究であることを隠して行いました。どの部分の大きさに変化があるか知らない状態で調査し、無意識下で女性はどのような男性を選ぶのかを研究したのです。ペニスの大きさ、身長、体形が男性の性的魅力に及ぼす影響を調べたわけですね。

 その結果、ペニスが大きい男性は魅力的であるということがわかりました。また、ペニスの大きさだけでなく、身長の高さと逆三角形の体形も女性から魅力的だと評価されています。

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 気にしていないと言いつつも、本音では違う可能性も…人間は、そして性というのは本当に奥が深い。だからこそ多くの研究に目を通し、いろいろな結果を総合して考えないといけないのかもしれませんね。

 吉江秀和(よしえ・ひでかず)医学博士、大手男性専門クリニック本院院長。男性医学の第一人者である熊本悦明氏が立ち上げた「東京テストステロン研究会」に所属し、共に男性医学の啓蒙を行っている。人気サイト「ペニス偏差値チェッカー」も主宰。

【引用】

Francken AB, et al.” What Importance Do Women Attribute to the Size of the Penis?” European urology. 2002; 42(5):426–31.

Mautz BS et al.”Penis size interacts with body shape and height to influence male attractiveness” Proc Natl Acad Sci USA.2013:Apr23;110(17):6925-30.

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