朝日新聞Playgroundで東スポ記事を遊ばせてみたらオーカーン様が…
朝日新聞が無料で遊べるオモチャを提供してくれています。
「とーすぽくん、一緒にあそぼ~」なんて声をかけられたワケではありませんが、AIによる自動要約「TSUNA」に東スポの記事を読ませたら、どんな見出しになるのでしょうか? 想像するだけでワクワクしてきたので、勝手に使って遊んでみます(笑)。
今回、実験に使ってみた記事は帝国書記官こと岡本記者のプロレス原稿です。ちょうど先日、社内を歩いていた岡本先輩に「何の記事をAIに読ませたら面白いと思います?」と聞いてみたところ、「オーカーンの塩ナンパ!」とご提案いただいたので、こちらの記事を使ってみましょうか。
「TSUNA」のお試し版は200~500字なので、残念ながら原稿をそのまますべて読ませると字数がオーバーになってしまいます。仕方がないので、冒頭から入るところまでを「TSUNA」に読んでもらいました。要約の文字数は13文字、26文字、70字の3つから選べますが、一般的なWEB記事の見出しに近い26文字、生成する見出しはバリエーション重視の3つを選択してみました。出てきた答えがコチラ!
上から3つめの見出しでお茶を吹きました。AIはオーカーン様に一切の容赦がないようです(笑)。
ちなみに候補1と候補2はどちらも「公開塩ナンパ」した主語を、AIが間違って認識している模様です。言うまでもなく、卑劣な「公開塩ナンパ」をしたのはオーカーン様であり、オーカーン様が女子プロレス王者だったことはこれまで一度もありません(当たり前)。
ということは、「TSUNA」の要約精度がいまひとつという結果になってしまいそうなのですが、これはやっぱり東スポ×プロレスという特殊な原稿(岡本先輩すみません…)がゆえにAIも困惑したのではないかと考えられます。「ウナギ・サヤカ」がSTARDOM所属の人気女子プロレスラーの固有名詞であること、「オーカーン」の正式名称は「グレートーOーカーン」なんだけど長くてなんだか読みづらいから東スポでは初出以降「オーカーン」にしちゃっていることなど〝予備知識〟がなければ、朝日新聞のAIといえども要約が困難だったのだろうと推測します。
遊ぶつもりだったのに、なんだかとても申し訳ないことをした気分になってきたので、もう少しフツーの記事で「TSUNA」を試してみましょう。
いわゆるコタツ記事と呼ばれるもので、構成は非常にシンプル。500字以内だったので「TSUNA」は記事すべてを読み込むことができます。
おおお、すごい!!!しっかりと見出しがついています!さすが朝日新聞!「TSUNA」とってもできる子じゃん!
見出しの候補が一度に複数生まれるということは、WEB記事でこれをA/Bテストして、より多く読まれた見出しを採用するといった運用も可能になりますね。AIもきっと使いようですし、その実力を確かめてみるのは楽しいはず。
みなさんもぜひ「TSUNA」にいろんな文章を読ませて遊んでみてください。(東スポnote編集長・森中航)