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卒業直前の石田亜佑美インタビュー「うれしい発表がいっぱいできて本当に良かった」【東スポ責任編集/6600字超】

 ハロー!プロジェクトのアイドルグループ「モーニング娘’24」の石田亜佑美が、12月6日に横浜アリーナで行われる自身の卒業公演を前に東京スポーツのインタビューに応じた。13年超も在籍するグループから羽ばたく今の心境は――。

 東スポnoteでは、あゆみんへの感謝の気持ちを込めて、上記の記事では載せきれなかったエピソードと写真を満載にしてお届けします!


駆け抜けた秋ツアー、東北への思い

――全16会場35公演の秋ツアーも残すところあとひとつ。ここまで駆け抜けてきた感想を

石田亜佑美(以下石田) 卒業したら秋ツアーの話をする場がなくなるのでこのタイミングで聞いてくださってありがとうございます! 35公演というのは最近のツアーの中では(数が)多いんですよ。私はモーニング娘。として活動する中でライブをするのが一番好きだったから、最後にライブをいっぱいやって終われるのはすごくうれしかったです。

――寂しさはあまりない?

石田 そうですね、「あと何公演だな…」って毎回必ず思いはするんですよ。すごく先に見えてた〝終わり〟がもうここまで来たという時間の早さに驚いているけど、まったく飽きないんです。30公演以上やっているのにもかかわらず「まだここ楽しめるな」「もっとこここだわれるな」っていう「もっともっと!」という気持ちを楽しんでいる自分がいます。


――地元の仙台では3公演。かつては「地元は緊張する」と言っていたが…

石田 まず宮城は立見席が出るほどたくさんの方に来ていただけたことがうれしかったです。そして立見席でさえ(ファンとの距離が)近く感じられる仙台サンプラザホールはいい会場なんです(笑)。熱量と一体感がすごくある公演でした。すごく個人的にですけど、(地元だと)親戚が見に来てくれるんですよ。母の知り合いとかもいるから、私は「はじめまして~」みたいな方もいるけど、何人ぐらいいたんだろうって。あと今回はすごくめずらしく兄も来てくれたりして、それがうれしかったですね。あんまりお互いの話をしない兄妹なんですけど、見てもらえたのはやっぱりうれしい。

10代のころは地元公演といえば必ず泣いていたんですよ。緊張と抱えなくていいプレッシャーみたいなものを背負ってしまって…。いつからかそう泣かなくなって、強くなって、今回はもうとっても楽しかったです。もちろんファンの方も来てくれるし、メンバーも私のことをよく見てくれるし、アイコンタクトが増えたり、ビジョンに映る回数が増えたり。もう、ちやほやされいている感覚でした(笑)。

秋ツアーで躍動するあゆみん(アップフロント提供)

――石田さんはモーニング娘。初の東北出身メンバーだった

石田 最初は自分がモーニング娘。に加入したのが東日本大震災のあった2011年だとかそんなに意識していなかったんですよ。ハロプロに東北出身者が少ないってことも認識していないくらいの知識だったので…。加入してからファンの人に「東北出身の子が入ってくれてうれしい」とか「震災のときに何をしてた?」とか話を聞いていただくようになって、そうした機会を重ねて、東北への思いが募っていきました。東北の方が特別に見てくださるから私も応えないとって、東北がどんどん好きになっています。

東北6県でコンサートしたいっていうのは私の夢で、結果として秋田での公演はできなかったんですが、東北のみなさんに思いを届けるという意味では、この13年、たくさん届けられたのかなって。だから東北のみなさんがこんなにも私を受け入れてくれるのかなって思い直しています。

人とのつながりが増えて、ライブをやればたくさん差し入れをいただいたこともありました。そうしたわかりやすいつながりもあるし、私が宮城でつないだものがファンの人にもつながりになるんだなって。(仙台放送「あらあらかしこ」でロケに行った)お店に行ってくれたり、農家さんの直売所で販売しているさつまいもとか里芋とか買いに行ってくれたり…。つながりが輪として広がっているのがうれしかったです。

――アイドル志望の東北の女の子たちにメッセージはある?

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