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「ずっとバンドを続けるってことは、常に上に上がり続けていないといけない」【5000字超インタビュー&紙面未掲載写真追加!】

 日本が誇るロックバンド「DIR EN GREY」が先月28日に通算32枚目となるシングル「」をリリースした。ライブの中止や延期などコロナ禍でアーティスト活動が著しく制限される中でも、目黒鹿鳴館での無観客ライブを収録しその映像を全国各地のライブハウスで上映する「爆音上映会『目黒鹿鳴館GIG』」を開催するなど歩みを止めることがない「DIR EN GREY」には確固たる信念があった。紙面だけでは収まらなかったギタリスト・薫の本紙独占5000字インタビューをじっくりとお楽しみください。(文化部・田才亮)

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なぜこのタイミングでバラードをリリースしたのか

 ――4月28日に32枚目のシングル「朧(おぼろ)」をリリースした

 パッケージ版をリリースするのは久しぶりですね。デジタルリリースした前作「落ちた事のある空」はコロナ禍で店頭で販売できるかどうか、状況がどうなるか分からなかったのでね。「デジタルリリースしてみようか」ということになりました。

 今回、パッケージ版のリリースで「通常に戻った」というふうになると思ったんですけど、今回の方がお店が開いてなかったですね(苦笑)。

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 ――「朧」はバラード曲となりました。今回、このタイミングでバラード曲をリリースした意味は

 まあ、なんとなく、なんですけどね。メロディアスで、聞く人の耳に入っていきやすい曲がこの時代にはいいのかな、と思ったんです。あとはボーカルの京の意見も理由の1つですかね。

 ――どういう考えですか

 京くんが昔、「LUNA SEA」のSUGIZOさんのアルバム作品に参加したことがあったんです。その時も「歌もの」だったんですが、SUGIZOさんのファンの方に「こういう曲も歌えるんだ」と驚いたような反応があったみたいなんですよ。どうしてもうちらのバンドって「激しい」イメージしか、ついていないので。だから「朧」のような「こういう曲もできますよ」という意味でもいいんじゃないかなと思ったんです。シングルでは長らく、バラードみたいなものを出してこなかったので。「じゃあ、やってみよか」と。

 ――制作期間は

 半年ぐらいですかね。まあ、この1曲だけをやっていたわけじゃないんですけど、最初のアイデアが出てから、半年、いかないぐらいですかね。

 ――悩んだ、こだわった、など、時間が掛かった部分はありますか

 普通にやれば、いわゆる、パワーバラード、ロックバラードという流れには持っていけるんですけど、でも「そういうのだけでは物足りないな」と。「自分たちならではの質感というか、構成を打ち出せれば」という点ですかね。

 ――タイトル「朧」が決まるまで

 京くんから、いくつか候補が出て、その中からバンドで決めました。いつもそうなんですけど、まず曲(仮歌)があって、そこに歌詞が乗り、タイトルができるという感じ。

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 ――反響は

 発売日に合わせて、SNS企画をやっていたので、反応は届いています。

 ――先ほどおっしゃった〝意外性〟の部分は届いていますか

 ファンは自分たちのことをよく知ってくれているんで、そういう部分も知ってくれてるんです。だから、そういう部分を自分たちをまだ知らない人たちに対して、「DIRってこんな曲もあるんだよ。こういう曲こそ、バンドの良さが分かるよ」と発信してくれています。

 ――曲はバンドの理想通りにできた

 そうですねぇ…もう、世の中に出てしまったら、それがすべてなのでね。リリースされたあとに、アイデアが出ることもあるんですよ。「こうすれば、もっと面白い曲になったなあ」とか。
 
 ただ、「その時の自分たち」という意味では理想通りのものができていると思いますね。

 ――そのアイデアはのちのち、生かされることも

 例えば、アルバムに収録する時に変えたりしてもいいですしね。ただ、「変わる」ことが「はたして、良いことなのか?」というのは考えますね。

 ――この新曲で初めてDIRを知るリスナーにメッセージを

 そうですね、クリップとかはあんな感じで激しいんですけど、DIRはこういうバラード曲もあるのでね。ぜひ、聞いていただきたいですね。 

ライブができない〝日常〟のもどかしさ 「もう、待ってられないですよ」

 ――5月6日に実施予定だった1年3か月ぶりとなる観客を入れてのライブが緊急事態宣言で中止となりました

 なかなか、ライブをやらせてもらえないですねぇ(苦笑)。楽しみだったので残念ですね。「世の中がこういう状況でのライブというのはどういうものなんだろう?」というのがありましたから。どういう空気感なのか。逆にいうと、こういう時にしか体験できないことなので。もう、あれですね、(不測の事態が起きるので)大型連休にライブしちゃいけないですね(笑い)。

 ――振替公演が6月5日に決定した

 そこも無理だったら、もうどのバンドも無理でも、始めちゃうんじゃないですか? もう、待ってられないですよ。それが良いことなのかは分からないですし、うちもどうなるかわからないですけど。ライブ活動をスタートするバンドが出てくると思いますよ。

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「ずっとバンドを続けるってことは、常に上に上がり続けていないといけない」【5000字超インタビュー&紙面未掲載写真追加!】

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ダンケシェン!
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