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【生と性】「モテたい」「好きな人に近づきたい」はパワーの源!推し活も◎

 性は生なり! セックスするしないにかかわらず「モテたい」「好きな人に近づきたい」「いつでもできる体でいたい」という気持ちは生きるパワーの源だと思うのです。私も独り身ですが、推し活にまい進中。多少なりとも見た目に気を使い、チケット争奪戦や遠征で体も脳も積極的に動かしているので、健康も認知機能も保たれている気がします。

公園でストレッチを楽しむ高齢者(写真はイメージ)

 私の周りにいる60代、70代でセクシャル・アクティビティーが高い女性たちは、とても若くとにかく元気。年下の彼氏がいて社会的にもバリバリ活躍しています。さらに、更年期以降の長い人生で、うつやフレイル(虚弱)の予防策として、テストステロンの筋肉注射や弱い男性ホルモンのDHEAのサプリメントを飲むなど、攻めの健康医療を積極的に取り入れています。

「テストステロンは男性ホルモンなのに、女性に打っていいの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。テストステロンは女性も持ち合わせていて、女性ホルモンはテストステロンを原料に作り変えられているのです。閉経後に女性ホルモンがガクッと減った後の女性にとって、残されたテストステロンは大切な元気の源。そのテストステロンまでもが枯渇してしまうとフレイル一直線。

腕立て伏せで健康を筋力を維持しようとする男性(写真はイメージです)

 将来、寝たきりになりたくなければ、テストステロンを落とさないように運動(有酸素運動&筋トレ)や食事(ネバネバ系&亜鉛&ニンニクなど)を意識するのが男女共に重要。推し活もオススメです。健康寿命を延ばすカギはテストステロンということを再掲しておきます。

熊本美加(くまもと・みか)=医療ライター。男性医学の父・熊本悦明の二女。男女更年期、性感染症の予防と啓発、性の健康についての記事を主に執筆。2019年に山手線内で心肺停止で倒れた経験から、救命救急、高次機能障害、リハビリについても情報発信している。著書に「山手線で心肺停止!アラフィフ医療ライターが伝える予兆から社会復帰までのすべて」。

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