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トップガン・マーヴェリックを取材して、見に行って!【#8人目】

人生で憧れのハリウッドスターを目にする日が来るとは…東スポに入社して3か月が経とうとしています。ゲリラ採用を知り、プロレスと競馬が大好きなため、転職したら思いもよらないビッグイベントに遭遇することができました。(新入社員・佐藤悠樹)

かっこよすぎるトム・クルーズ、私が撮影しました!

〝映画好き〟に舞い込んだ最高の研修

元々映画が大好きで、毎週のように映画館に通い、動画配信サービスで過去の名作を見ることが私の趣味の1つです。大学生の頃は節約のためレイトショーがメインでした。社会人になり余裕が出てきた今はIMAXにどっぷりハマり、IMAXで公開される作品はそれで見ないと満足できなくなりました。あの大画面と音質は家では味わえないので、贅沢をしている感じですごく好きです。+αのお金を出す価値があると思います。初めてIMAXを見たのはホアキン・フェニックス主演のジョーカーだったと思います。

 現在は研修中で、様々な部署で経験を積ませて頂いています。写真映像部で研修をしていたある日、先輩カメラマンに「トム・クルーズ見たいよな?」と聞かれてびっくりしました。先輩は横浜で行われる映画「トップガン マーヴェリック」のジャパンプレミアを取材するそうで、トム・クルーズ好きの私は「行きたいです!」と即答しました。

初めて彼の映画を見たのは「ラスト サムライ」か「ミッション:インポッシブル3」だった気がします。「トップガン」も何度も見直したほど好きな作品で、新作の公開を心待ちにしていました。まさかトム・クルーズを生で見られるなんて…と胸を躍らせて横浜へ向かいました。

みなとみらい

トム様の神対応、貴重な(?)オフショット

ジャパンプレミアが行われる横浜港大さん橋に到着したのは12時過ぎ、メディア受付は14時半からの先着順。早く着いたと安心していましたが、思いも寄らぬ事態に直面します。「東スポは(取材)申請きてないです…」というピンチに見舞われるも、頼れる先輩が対応して入場できることになりました。どうやら申請に行き違いがあったようです。次の難関は抗原検査。陽性反応が出たら入場できないと言われ、検査キットを受け取る手が震えました。線が出ないと陽性判定だそうで、「頼む、線出てくれ!」と祈りながら結果を待ち…無事陰性でした。これでトムを撮影するチャンスを逃さずに済みました。

トムはまだか、トムはまだか…と待機していると、いろいろな芸能人がレッドカーペットを歩いていきます。

アルコピースの平子さん

生の平子さんは体がでかい!Machicoさん、高橋ミナミさんといった声優さんたちもすごくかわいい!著名人を目にしてテンション爆上がりでした。

そしてついにトム・クルーズ登場!あの憧れのトム・クルーズが目の前にいる! 写真を撮りまくりました。レッドカーペットを歩くトムは一挙一動すべてがかっこよすぎました。神対応で泣き出すファンもいました。一部では自撮り棒で撮影していたファンとスタッフが揉めていました。後々話を聞くと、自撮り棒を使った撮影は禁止だったのですが、ファンに伝達ができていなくトラブルが発生していたらしいです。しかし、そこでも神対応を見せたのはトム・クルーズ!「自撮り棒使っても大丈夫だよ」と鶴の一声。細かい気遣いができるところがトップ俳優たる理由だと感じました。

ゆったりとトムがレッドカーペットを歩いていき、カメラで捉えられない距離になって、待機となりました。そこで別方向に顔を向けるとどこかで見たことある男性と女性がいました。その人はトム・クルーズの専属吹替声優の森川智之さんとトムクルーズが出演した作品の字幕翻訳を多数手がけた戸田奈津子さんでした。

森川さん(左)と戸田さん

トム・クルーズだけでなく、関係する大物にまで出会えるとは!ジャパンプレミア恐るべしです。その後、森川さんと戸田さんと司会を務めていたハリー杉山さんがスチール席の近くに座って談笑していました。これは画になる!と思い近寄り撮影していると他社さんも気づき撮影していました。他社さんが「森川さん!目線ください!」と声かけるとこちらを向いて笑顔で手を振ってくださり、その瞬間も見逃さず撮影しました。このようにリクエストをすることもカメラの仕事だと学びました。森川さんは「この写真使わないでしょ!(笑)」と笑顔で答えた。森川さん!写真使いましたよ!!

左から森川智之さん、戸田奈津子さん、ハリー杉山さん

難しすぎる!?花火撮影

 トークショーが始まりました。最後にサプライズで花火を打ち上げることは関係者しか知らなかったのですが、トーク中に「花火は!?」とネタばらししてしまうトム。クルーズ。一部では笑いが起き、一部では戸惑いが見られる絶妙な空間。でもさすがはスーパースター。それを察したのか、すぐさま「来年はミッションインポッシブルの新作で日本にくるよ!」と話題を変え、観客は大盛り上がり。こういう対応も慣れているのか、素晴らしすぎました。

 そして花火の時間になりました。事前にスタッフから告知があり、「花火は練習ができない(一発打ち上げるのもすごいお金がかかるとか)のと、海沿いで風が強いから花火が打ちあがる箇所がここです!と言えない」と報道陣に説明がありました。花火をバックにしたトム・クルーズは間違いなく画になるため、絶対にその写真を収めようと意気込んでいました。しかし、花火は思ったより降りてこなく、トムのバックに花火という構図が全然撮れませんでした。こんなときどうしたら欲しい画が撮れるのか色々試行錯誤をした結果、たまたまトムにピントが合い、背景に花火と欲しい画が撮れました。カメラの難しさと楽しさを両方味わいました。写真を送信してから会社に電話すると「あのトムの写真すごく良かったよ!」とデスクに褒めてもらいすごく嬉しかったです。

5月26日付発行紙面

翌日の紙面にも写真を使っていただき、撮影=佐藤悠樹と記述されていました。大好きな人を撮った写真が紙面で使われ、そこに自分の名前が載る喜びは計り知れないものでした。カメラ最高に楽しい…!プライベートでもカメラを使っているので、余計に良いレンズが欲しくなりました。

先輩カメラマンが撮影するとこんなにカッコイイ(カメラ=岡宏信)

その週末、「トップガン マーヴェリック」を見に映画館に行きました、もちろんIMAXで。本当は公開日に行きたかったのですが、仕事の都合で行けず…そのため、公開日は家で前作をまた見て復習しました。何度見ても面白いです。ネタバレになるので、内容は書きませんが、マーヴェリック本編も前作に負けないくらい面白かったです。IMAXの大画面と音は実際に戦闘機に乗っている感じがしてずっと手に汗を握っていました!そして大満足のまま映画館を後にして、そのままスターダムの大田区大会を見に行きました(笑)

新聞社で働くこととカメラの面白さに気づけた最高の研修でした。またこういう機会に恵まれるよう仕事を頑張りたいと思います。今年は映画が豊作な気がしますので、次の機会には好きな映画について書けたらいいなと思っています。読んでいただきありがとうございました。

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