女性は5回中3回イケれば満足!現役医師が心配しすぎな男性を勇気づける
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女性は5回中3回イケれば満足!現役医師が心配しすぎな男性を勇気づける

 男性専門外科クリニックで働く現役医師・吉江秀和氏が、性に関する興味深い論文をピックアップする当コーナーには「励まされた」という声も寄せられています。調査結果から見えてくるものがあるからです。

心配ご無用Part1

「パートナーをなかなかイカせることができない」

「満足させられてないんじゃないか…」

 そんなお悩みを持つ方は非常に多いです。でも、毎回イカせられなかったとしても、極端に悩む必要はありません。女性は性行為5回中3回(つまり6割)オーガズムできれば、十分満足感を得られている可能性があるのです。

 米ユタ州のブリガムヤング大学が2066人の成人女性と1238人の成人男性を対象に、オーガズムできる割合(性行為何回中、何回ぐらいオーガズムを得られるか)と性的満足度の関係について調査しました。

 その結果、まず、性行為5回中4回(つまり8割)以上オーガズムに達することができるのは、女性の約43%、男性の約77%。性行為5回中3回(つまり6割)以上は、女性の約64%、男性の約90%でした。一方、性行為5回中1回(つまり2割)以下や全くイケけないと答えた人は、女性の約16%、男性の約2%でした。

 男性より女性の方が性行為でイケる頻度が少ないことがわかりますが、では、どのぐらいの頻度でイケれば満足なのでしょう。

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 男性は、イケる割合が大きいほど、それに比例して直線的に満足度が上がりました。一方女性は、比例して直線的ではありませんでした。もちろんオーガズムできる頻度の割合が増加するにつれて、徐々に性的な満足度は大きくなっていきます。ただ、ある一定の頻度を超えると、満足度の〝増加の幅〟は徐々に縮小。5回中3回(つまり6割)のラインを超えると、性的な満足度の増加はほぼ認められず、頭打ちになることがわかったのです!

 つまり、5回中3回程度イケれば女性の満足度として十分だということ。毎回イカせられなかったとしても、男性がそれほど悩む必要はないのかもしれません。

心配ご無用Part2

 心配といえば、ペニスに関する不安を持っている方も非常に多いです。私も仕事柄いろいろな悩みを聞かせていただきますが、では、世の中の男性は、自分のペニスの何に自信を持っていて、何に自信が持てないのでしょうか。そもそもそんな論文があるのでしょうか。

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 探してみたら…やはり研究結果がありました。米国在住の18歳から65歳までの7580人の成人男性を対象に、自分のペニスの勃起時の長さ、太さ、平常時の大きさ、色、亀頭の形、尿道の位置、皮膚の質感、曲がり、割礼の状態、睾丸の大きさ、ペニスの血管、陰毛の量、精液の量、性器の臭いなどについて、満足しているか、不満があるかどうか調査したものです。

 まず、全体として、ほとんどの男性は自分の性器に満足しているとか。では、どこに満足しているか。もっとも多かった答えは「亀頭の形」でした(男性の64%)。なるほど、そういうものなんですね。ちなみに2位は割礼(包茎手術)の状態、3位は勃起時の太さです。

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 不満な点の1位は「通常時のペニスの大きさ」でしたが、男性全体でペニスに不満を持っているのはわずか14%でした。ちなみに、不満を抱いていると、気持ちの面や性の健康に影響を及ぼす可能性があります。この研究では、自分の性器に不満がある男性は、どんな特徴があり、それが性行為や回数と関連しているかに関しても調査。ペニスに満足している人に比べて、性的に活発になりづらく、性行為の頻度も少なかったということがわかりました。

 当欄でお話ししているように、自分が心配するほど、問題がある場合はそれほど多くありません。無責任に「自信を持ちましょう」とは言えませんが、根拠もなく不満を感じているなら、専門家に相談するなど、解決方法を探ったほうが、積極的なセックスライフを送れるのかもしれませんね。

 吉江秀和(よしえ・ひでかず)医学博士、大手男性専門クリニック本院院長。男性医学の第一人者である熊本悦明氏が立ち上げた「東京テストステロン研究会」に所属し、共に男性医学の啓蒙を行っている。人気サイト「ペニス偏差値チェッカー」も主宰。

【引用】

Leavitt CE, Leonhardt ND, Busby DM, et al.” When Is Enough Enough? Orgasm’s Curvilinear Association With Relational and Sexual Satisfaction.” J Sex Med 2021;18:167–178.

Tomas W.et al.Characterization of Genital Dissatisfaction in a National Sample of U.S. Men,Archives of sexual behavior:2017 Oct;46(7):2123-2130.

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