見出し画像

性は人生にとって欠かせない!新連載スタート

「性」と「生」は切っても切り離せない!“男性医学の父”の血を受け継ぐ女性医療ライター・熊本美加氏による新企画「ビバ!生と性」がスタートです。

×     ×     ×

 早速ですが、「性」という文字に皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょう? 改めて辞典をひもとくと多様な意味があります。読み方も「せい」「しょう」「たち」「さが」とバリエーション豊富。性という字は「生きるに心(りっしんべん)」と書くように、生きるための心のあり方。決していやらしいものではありません

 ですが私が「性の健康」について、例えば男の生理である「朝立ち」の重要性を力説するとニヤニヤされる方が少なからずいらっしゃいます。「性=エロ」という反応…。確かに、私自身もまともな性教育を受けてこなかった昭和世代。公の場で生理や精通の話はタブーでした。しかし現在は、男女の生理、男女更年期、性自認や性指向についてもかなりオープンに話されるようになっています。

 性の健康については、2005年に議決されたモントリオール宣言で明記されています。いくつか抜粋しますと「全ての人々の性の権利の保護」「ジェンダーの平等促進」「性暴力および性的虐待を排除」「セクシュアリティに関する包括的な情報や教育の幅広い提供」「性に関する悩み、性機能不全、性障害の存在を認識し、それらに取り組む治療」。そして何より「性の喜びは幸福(well―being)の一要素であるという認識を確立する」――。

 堅苦しくなりましたが、要は性は人生にとって欠かせない大事なもの。本連載では、性と生にまつわる情報を、医療ライターの私がプチっとお届けしていきます。よろしくどうぞ♪

 ◆熊本美加(くまもと・みか)=医療ライター。男性医学の父・熊本悦明の二女。男女更年期、性感染症の予防と啓発、性の健康についての記事を主に執筆。2019年に山手線内で心肺停止で倒れた経験から、救命救急、高次機能障害、リハビリについても情報発信している。著書に「山手線で心肺停止!アラフィフ医療ライターが伝える予兆から社会復帰までのすべて」。

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!

カッパと記念写真を撮りませんか?1面風フォトフレームもあるよ