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人生は餃子とともに!?

いやあ…こうなるとは思いませんでした。

私は「東京スポーツ」という夕刊紙で記者をしています。4月で入社25年目になるかと思いますが、まさかここにきて記者人生の〝終着点〟が見えない日々を送ることになろうとは…。

人生がよくわからない方向に動き出した

きっかけは「餃子」です。実は3年前に「餃子」を発売したのです。我が新聞社のプロデュースで。その名も「東スポ餃子」。青森県産のニンニクが通常の「3倍」入ってます。「ニンニクマシマシ」です。超有名ラーメン店の「コール」で有名なフレーズですが、すっかり我が物顔で使用させていただいております。

この「東スポ餃子」の広報に突如、任命されたところから、私の人生がよく分からない方向へと動いていったのです。

2021年のある朝。原稿を書いていた私がふと視線を上げると、2メートルほど離れた場所にいた編集局長(餃子の仕掛け人で現社長)と目が合い、突然こう言われました。

「お前、今日から餃子の広報な。何か〝持っている〟気がするんだよな。まあ、俺の直感は当たるから。そういうことでよろしく」

何を「持っている」のか、まったく分かりませんでしたが、それから本業とはまったく別物の業務をかけ持つようになります。

プロレス大賞敢闘賞を受賞した拳王(右)と東スポ餃子を食べる平鍋幸治社長

記者と広報!二足のわらじ生活

「二刀流」なんて言葉使ったら、全国民に怒られます。というのも私、東スポでも〝大人のページ〟を担当している記者だからです。
普段は「男優さん」や「女優さん」さらには「女王様」を取材しており、日常会話が下ネタみたいな生活を送っています。そんな日々に、まじめに働いていらっしゃる食品業者さんや卸売業の方、商社の方などとの会合が混ざるようになりました。

こちらの常識が、あちらの非常識――。いわゆる「商談」中に、ナチュラルに「ド下ネタ」をブッ込みそうになり、肝を冷やした時もございました。

東スポレモンサワーに東スポポテトチップスも発売しました

「取材される側」になるケースも増えました。
いかにコンパクトに分かりやすく、東スポ餃子の特長を伝えるか。また、写真撮影や番組に出演する際には「オーバーアクション」も心がけるようになりました。よく記者会見で、手を上げたり涙を拭いたりするときにフラッシュが集中的にたかれますよね?とにかくメディアは「動きのある画」を求めるので、そういうことも意識しました。

とある番組でワイプでの出演させていただいたときは、ワイプの枠を想定しながら、手の動きを多く取り入れました。すると、ある芸人さんに「ワイプでの出方、勉強になりました」とお世辞にもほめてくださって…あれはちょっとうれしかった。

これは余談ですが、あるM-1王者のツッコミ担当の方が、私のコメントをすべて拾ってツッコんでいただいた時には感動すら覚えました。

ドラマに出演して〝顔芸〟を連発

最近では「東スポ餃子誕生物語」という再現ドラマで「本人役」で出演することに…。この時はすでに「どうせやるなら、振り切って行こう」という心境でした。なので、本番中、再現ドラマの俳優さんが苦笑するほどの演技(もはや〝顔芸〟)を連発し、ディレクターさんから「ちょっと、表情『抑えめ』で…」とカットが入ったことも二度、三度ございました。

東スポ餃子を必死でアピールすると変顔になってしまいます

…あ、「#餃子が好き」がテーマなのに、脱線しまくってますね。軌道修正します。とにかく私は、餃子が好きです。本当に。

ということで、そんな広報活動をしながら、東スポ餃子は棒餃子、島とうがらし入りのおつまみ餃子と商品展開。今春にはキムチ餃子を発売することになりました。

ちなみに、コレを書いている今日の夕ご飯は、「東スポ餃子鍋」です。ニンニクマシマシもさることながら、プロの料理人の方からは「皮がおいしい」とご好評いただいております。モチモチだけど、ぶ厚くない、破れづらい。しかも鍋にすると餡のニンニクが出汁となって染み出てくる。鍋にも合うのです。

アレンジしてもおいしい東スポ餃子

この投稿を書き終えたら、次は超ド級の下ネタ原稿に取りかかります。そして翌日は餃子の取材対応がございます。

いったい私はどこへ向かっていくのでしょうか…知らんけど。(東スポ餃子広報担当・佐藤浩一)


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