苦節12年!?YouTubeを撮り続けたカメラマンが明かすキーマンとは…
東スポレースチャンネル創成期、ボートレース平和島のピットで私はひとり悩んでいた。
「どの選手のインタビューを撮っても、レースの感想を語ってもらうだけの無味乾燥なもので終わってしまう。なにかが足らない」
そんな悶々とした気持ちをもったまま、ふと横を見ると異様なまでに元気な若手選手の姿が視線に入ってきた。
「この男なら、もしかして・・・」
私の〝東スポセンサー〟が発動した瞬間である。
その若手選手にレース後のインタビュー動画を撮影したいと申し出たところ、「俺でいいんですか。東スポさんだからなにかやった方がいいですよね。フライング切っても撮ってくださいね。」と心地よい返事を返してくれたのであった。フライングすることなく無事レースが終了し、いざインタビューを行おうとすると、彼は段ボールで作ったお手製のお面をマスクマンのように被り、そのまま博多弁でまくしたて始めたのであった。
その選手こそ、現在東スポレースチャンネル、そして艇界を代表するエンターテイナー・西山貴浩選手である。
東スポレースチャンネルも12万人を突破。競馬、ボートレース、競輪、オートレースを楽しみにしているファンへ東スポならではのエンターテイメント番組を提供するために、日々を新作を更新している。
〝東スポセンサー〟をフルに働かせ、スタッフ一同視聴者に愛される番組制作にいそしむのみである。(写真映像部・内田忠宏)