「影響力を鍛えたい」「変わらず頑張るじゃ足りてない」石田亜佑美のたゆまぬ向上心【東スポ責任編集/5000字超!】
ハロー! プロジェクトのアイドルグループ「モーニング娘。’24」の石田亜佑美が東スポnoteで連載中の「石田亜佑美責任編集~私のこと教えます~」が2024年3月末で有終の美を飾る。2015年1月7日に東スポiモード内で連載開始し、2021年2月にnoteに移籍。ファンに愛され、10年近く続いた企画に石田は何を思うのか? これからのモーニング娘。は? 東スポ本紙で先行公開したインタビューの完全版に未公開写真を多数加えてお届けします。ファンの方はもちろん、現役メンバーにもぜひ読んでいただきたい、そんな貴重なお話となりました。(インタビュー・田才亮)
同期が卒業した2017年がターニングポイント
――9年3か月の連載を振り返っていかがですか
石田亜佑美(以下石田) ほんとに自分の頭の中にあるものを具体的にするっていう能力がすごく身についたので。
これやってなかったら、なんかこんなに自分と向き合わなかったし。うん。こんなに何かを伝えるっていうことを考えることもしてこなかったので。
で、改めて読んでみたら、やっぱなんか、根本変わってないですけど、すごい変わったんだなっていうのは自分でも実感できたので。
――変化した部分は
石田 ああー、マインドは変わったんですけど。人間は変わってないかなあ。聞いて聞いて! みたいな。意外と昔から聞いてもらいたがり、言いたがりのところは変わってないのかもしれません。じゃないと「私のこと教えます!」なんてタイトルつけないですもんね(笑)。
――十分教えたんじゃないですか? 石田さんのファンの方は石田さんの事をすごく知っている
石田 そうです! もうめちゃくちゃ教えました! 私もそう思います。一番変化のあった時期に書いてきたので。連載も長かったんですけど、それこそ工藤(遥)卒業のタイミングの2017年とか、実際にマインドが変わってきた2019年からとか。めっちゃ変化があった時期で、これを読んでくださってた方は知っているので。そういう場でしたね。
――2017年、2019年はターニングポイントだった?
石田 私はそう思ってます。同期が卒業するっていう。10期では工藤が初でした。なんかずっと一緒にやっていくんだろうなと思ってた人だったので、勝手に。そんな子がいなくなるんだ、みたいな。ことの大きさがあって。工藤の卒業の時も一番寂しかったですね。でも、そこから、やっぱり、その工藤の担ってた部分ってどこだったんだろうって。周りを見て、すごい後輩との橋渡しになってくれてたな、というのに気づいて。すごい上手だったんですよ。後輩と距離を詰めるのが。その時の私は、あんまり後輩と、こう、接し方がうまくいってなかったので。そういうところあるなって気づかされたりもしました。
――後輩との接し方も変わった
石田 普通になんかもっと喋ろうとも思ったし。もう工藤だけじゃなく、同期が全員卒業したっていうのも経てですね。
「10期は本当に10期」
――10期の絆は
石田 10期がめちゃくちゃ仲良かったんで。10期がいれば10期だけでで喋っちゃうんですよ。で、私はそれで、1人になったおかげですごく見えるようになって、いろんな人のことが。1人でいる時間も増えたから、いろんな会話が聞こえてきちゃうんですよ。そういうのは、1人になってよかったなって。そういう人間的な成長をその3人の卒業のおかげで得られました。
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