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記者の仕事はだいずんむっし(=とっても楽しい)

くよーんなーら!(八重山方言で「こんにちは」の意)
「今年は、彼氏500人作るぞ!!」と2025年の目標を幼馴染のギャルに宣言したところ、「この数年間1人もいなかったのに、急にハードル高くね?」と新年早々イジメられました。文化部の下地(宮古島出身)です。

そういえば、新聞記者の仕事を始めてから、インタビューしたとある有名人にも「彼氏いるの?」って聞かれたことがありました。東京都民ならみんな知っているこちらの方です。

小池百合子東京都知事(2024年7月、カメラ=岡宏信)

初めてのインタビューが超大物

はい!東京都知事の小池百合子氏です。

実は、文化部に配属されて初めてのインタビューが小池氏でした。
昨年行われた東京都知事選。過去最多の立候補者数で話題になりましたね。
投開票日が間近に迫っていたある日、社会ニュースを担当しているデスクから「小池百合子のインタビューしてみない?」とオファーをいただいた私は、「やりたいです!!」と元気よく即答。声をかけてもらって本当にうれしかったです。でも内心、ちょっぴりビビっていて、めいっぱい平気なフリをしていたのは私だけの秘密です。

しっかり都知事選の近況や小池氏の政策を下調べし、自分の中にある「東京」へのモヤモヤを洗い出して、デスクと打ち合わせを重ねてからインタビューに臨みました。結婚や子育てなどを中心に、女性の視点から直接、小池氏に疑問をぶつけることができ、私としてもいま一度政治について考え直すきっかけとなった気がします。

インタビュー当日、小池氏と会う前に、デスクと2人で最後の打ち合わせをしました。思い返せば、配属されてからほぼ話したことのなかったデスクと2人きりで、ルノアールでコーヒーを飲んでいたあの時間が1番緊張しました。これもデスクには秘密です。

いざ本人とご対面

そして小池氏の事務所にお邪魔し、いざ本人とご対面。

ああ、緊張しすぎてチビっちゃいそう!!…とはならず、むしろなぜか小池氏の顔を見ると緊張がほぐれました。なんかそういう不思議なパワーがあると思います。

インタビュー最初の質問から思いきって聞きました。

――私は上京して5年目。東京で就職したけど、東京で子育てすることに不安があって、正直言うと東京で子育てをしたくないなぁと

〝喧嘩〟を売った私に対し「その前に、彼氏いるの?」「そういうチャンスはあるの?」とカウンターで返してきた小池氏。さすがに食らいました(笑)。

小池都知事(右)にインタビューする私(2024年7月、カメラ=岡宏信)

その後も小池氏は終始リラックスした状態でお話をしてくれました。私のことを孫を見るような目で見つめながら、「うんうん」とこちらの質問に耳を傾けてくれていた(?)と思います。彼氏もそのチャンスもないと嘆く私に、都が運営する予定のマッチングアプリを「一度のぞいてみたら?」「やってみて、3本ぐらい記事を書いて」と優しく勧めてくださいました。

ムキムキ・塩顔・年上の男性、ぜひマッチングしたいです!!

これがそのときの1面です(クリックでWEB記事が見られます)

インタビューは記者の醍醐味かも

そんなこんなで私の初インタビュー裏話・小池百合子編は終了です。あの経験は非常に糧になりました。絶対に忘れないと思います。1年目でこんな経験ができたことはとても自信やモチベーションに繋がりましたし、何よりこの仕事に就いてよかった!!と思えるくらい楽しかったです。日常でちょっとイヤなことがあっても、「ま、私、小池都知事にインタビューしたしな…」で乗り越えられます(笑)。何よりも、インタビューが1番〝記者〟という仕事の醍醐味なのではないでしょうか?

入社してもうすぐ1年。春にはなんと、社会人2年目に突入します。何かと「難しいな」と思うことが多い仕事ではありますが、1度きりの人生でこんな経験ができる職業は他にありません。これから先も記者のはしくれの1人として、もっと堂々と胸を張れるよう頑張ります!今年もよろしくお願いします!(文化部・下地藍里)


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