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【生と性】デリヘル嬢が明かす「男性のナイーブさ」

 生と性にまつわる情報を、医療ライターがプチっとお届け!“男性医学の父”の血を受け継ぐ女性医療ライター・熊本美加氏によるコラムの5回目です。

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 性は生なり! さて私が海外ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ(SATC)」の新章「AND JUST LIKE THAT…」にはまっていると前に紹介しました。ニューヨークに住む中高年の恋愛&セックス事情を赤裸々かつコミカルに描いていて、いくつになってもセクシャルに生きたいな~と枯れ果てた私は刺激を受けたのです。

 先日、仲良しのデリヘル嬢とお茶した時に、私はその面白さを熱く語り、「ドラマで、セックスの途中、男性がペニスポンプを使って勃起を促すシーンがあるんだけど、女性から音がうるさいってクレームを入れられるの! そんなお客さんに会ったことある?」と聞いてみました。

「ああ、1人だけいた。あんまり意味がない気がしたけど。でも私はうまいから、しっかり勃たなくても上手にねじ込めるから問題なし」との回答。「上手に、ねじ込める…」と心の中でイメージしていたら、彼女が「あのさ…、SATCは男と観ない方がいいよ。女目線で描かれているから、腹立たしいって言う人が多いんだよね~」と。

男性は女性から見ても繊細なのかもしれない(写真はイメージです)

彼女いわく「男性はとってもナイーブな生き物」。他のお客さんが「勃ったのか」「何回射精したか」など、すごく気にして聞いてくる人がほとんど。SATCで「男性のセックスの癖や失敗が面白おかしく取り上げられているのを観て傷ついちゃう人もいるみたいよ」と――。

 私がうかつでした。男女でセックスに対する意識は大きく違うのだと改めて思い出しました。そんな男女の溝を次回以降、まさぐっていきたいと思います。

◆熊本美加(くまもと・みか)=医療ライター。男性医学の父・熊本悦明の二女。男女更年期、性感染症の予防と啓発、性の健康についての記事を主に執筆。2019年に山手線内で心肺停止で倒れた経験から、救命救急、高次機能障害、リハビリについても情報発信している。著書に「山手線で心肺停止!アラフィフ医療ライターが伝える予兆から社会復帰までのすべて」。

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