組織に才能を閉じ込めるな【野球バカとハサミは使いよう#30】
宣銅烈の日本球界入りは球団の柔軟な対応力によるもの 近年、韓国のプロ野球から日本球界に移籍する選手が増えている。現在ではオリックスの李大浩が代表格だろう。韓国球界で2度の3冠王に輝いただけあって、その打撃は剛柔併せ持った一級品。来日1年目の昨季は打点王を獲得し、今季もここまで好成績を維持している。
そんな韓国組のパイオニアといえば、1995年オフに中日入りした宣銅烈だろう。宣は1年目こそ不慣れな環境に苦しんだものの、2年目以降は本領を発揮した。150キロ超のストレートと高